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不動産投資は儲かるの?

皆様、疑問をお持ちだと思います。

最近ニュースになっている

かぼちゃの馬車という物件をご存知でしょうか?

2013年8月から東京の女性専用シェアハウスを販売・運営してきた株式会社スマートライフは2017年10月までに600棟以上のシェアハウスを販売しており、2016年の第4期では200億円以上の売上見込みを発表しておりました。このシェアハウスを購入したオーナー様は会社員や公務員などの一般個人の方が大半で、不動産投資による資産運用を目的とし購入しております。
不動産投資と言えばワンルームマンションやアパート投資が主流となっておりますが、シェアハウスの場合はワンルームやアパートに比べて部屋数を多く設けられることにより高利回りで運営できるという部分に人気が集まり一世を風靡させることになりました。
更にスマートライフ社は、オーナー様へ支払われる家賃を「一括定額で保証します」というサブリース契約をオーナー様と締結し、空室リスクに対する不安を取り除き「安心して投資できます」というビジネスモデルを展開することにより700名近くのオーナー様へ夢と希望を与えてきた訳でが、実はスマートデイズ社はシェアハウスの賃貸管理運営による利益はほとんど出ておらず、土地+建物で7,000万円の価値しかないものを1~1.2億円にてオーナー様に物件販売し、売却した時点にて3,000~5,000万円の利益を確定させるビジネルモデルとなっています。

新しい物件を建て続けないとキャッシュフローが回らなくなります。そして、物件が多くなればなるほど、マイナスキャッシュフローも大きく膨らむという、まさに自転車操業。

なぜ、このタイミングでキャッシュフローが悪化したのか?

かぼちゃの馬車の物件オーナー様の多くが、サラリーマン大家さんです。サラリーマン大家さんが物件を購入する際、当然、銀行から融資を受けています。その融資はある銀行がほぼ一手で実施していたのですが、しばらく前にその銀行がシェアハウスに対する融資を一切ストップしたことが今回の発端です。

融資がストップとなると、スマートデイズ社は新しいシェアハウスを建てることが出来ず、管理マイナスキャッシュフローだけが残る状況になります。

遂にオーナー様への支払いが困難な状況に

2018年1月17日、20日に物件オーナー様向けに説明会が開催され、2018年1月以降の支払いが困難な状況であることが明らかになりました。

結論を言うと、不動産投資に美味しい話はない。

と言う訳です。家賃収入で儲けたいと言う話は、(土地を元々所有している意外は)基本的に難しい。

※相場が低い時に購入できた場合は儲けが出やすいです。

所得税対策、相続税対策であれば不動産は安全且つ効果があります。

家賃収入で儲かります等の美味しい話には絶対乗らないで下さい!!

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